4.初心者のうちはどんな練習をしたらいいのかな?
<「初心者だから」やらなくちゃいけないことなんてない>
やっぱりギターを始めて間もない頃は何をしたら良いかわからない。ということで教室に来る方は結構いらっしゃいます。
最低限覚えておきたいのは、チューニングの方法、位でしょうか。後で弦の張り替え方も覚えておけると尚良いです(^^)
初心者の方の場合、メロディから弾き始める人もいれば、コードなどを覚えて弾き語りから練習する人もいます。生徒さんとしていらっしゃった方は「まず何をするべきなのでしょうか?」と聞いてくる方もいらっしゃいますが、どちらの方が良い、ということは無いですね。
ただ僕が気をつけていることは、「その練習をすることが、ギターが一番楽しくなる近道か?」ということです。
<初心者でも環境によって「楽しいこと」(やるべきこと)は違う>
例えば、すでに一緒にやるバンドメンバーが決まっている状態でギターを始めるのであれば、そのバンドでやる曲の練習からはじめるのが自然です。(このときあまりに難しい曲は選びませんよね!?)
その場合、その曲の伴奏をするための奏法からの練習になります。パワーコードでリフを弾いたり、ひょっとしたら簡単なメロディーも弾くのかもしれません。
でも!バンドとして活動する予定が決まっているのだからがんばって練習しますよね?
また別のパターンで、友達2人と一緒にギターをはじめる!という状況なのであれば、役割分担をして、一人はコードを押さえる練習。もう一人はメロディを弾くと決めてしまい、練習をはじめる、というのもありですね。そのうち必ずどちらもできるようになりたくなりますから(笑)
<一番おすすめの初心者の練習項目>
そして、一番多いのは「一人でギターをはじめる人」ですね。まだ弾けないから、うまくなったら友達と一緒に合わせたりしてみよう!という方です。
こういう方の場合は「好きな曲のコードを押さえて、ストローク(ジャカジャカと弾くこと)ができるようにする。」という練習を最初におすすめしています。
当教室でもこういったことを最初に練習してもらうのが一番多いですね。
□まずやりたい曲を複数出してもらう。
□その中から簡単なコードの曲を選ぶ。もしくはアレンジする。
□右手のもっとも基本的なストロークのパターンを覚えてもらう。
□あまりに難しいコードが出てきた場合は簡単なコードに置き換える。
□一曲できるようになったら、その中で覚えたコードをある程度使いまわしできるような曲を選び、どんどん弾ける曲を増やしていく
別に歌を歌えなくても、好きな曲の伴奏ができるととても楽しいですよ!ギターの場合複数のコードが押さえられるようになれば、色んな曲がいっぺんに弾けるようになるので、ここで楽しみが倍増します。 そしてできれば、コードが弾けるようになったら、一緒に練習したり教えあったりする仲間を見つけて、「友人の家」などでも良いから、人前でギターを弾く機会が設けられればきっとグングン上達しますよ!
/杉山 つよし |